全国の陶器の名前は、その焼かれている地域にちなんで付けられることがほとんどですが、京焼も京都で焼かれたものを示して呼んでいます。
その中でも清水焼以外を京焼と呼ぶこともあるようですが、広い意味ではすべてを含みます。
京都の焼き物、と聞くと、どのようなものを想像するでしょうか。
おそらく京都のイメージに合った、洗練された美しい器などを思い浮かべると思いますが、それでおおかた間違いありません。
京焼の特徴は、技術と技法の多様性、華麗な美しさにあります。
京焼きには、色絵陶器から染付け磁器、青磁、白磁、金襴手、さらには中国風、朝鮮風、瀬戸風、信楽風、美濃風、など、まるで全国の陶器を一堂に集めたかのように全てが揃っています。
それは、長い間、日本の文化の中心を担ってきたことで、全国から焼き物に関するあらゆる技術や作品が京の都に流れ込んできたためと考えられます。
地方の窯業地帯では、どうしても独自の技術に頼る部分が多大にあったのに対し、京都の陶工は幅広い技術や感覚に接することができました。
そして今日の総合的な京焼の美しさにつながっているのです。
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